先日、3歳の女の子の七五三撮影がありました。
実は事前の試着の段階で着物をかなり嫌がっていたそうです。
まだ3歳。
着慣れない着物を着たり、初めての場所でヘアセットをしたりするのは、大人が思う以上に大変なことかもしれません。

とはいえ、七五三は大切な節目。
「当日も着物を嫌がったらどうしよう……」
「ヘアセットの途中で泣いてしまったら?」
「ちゃんと撮影できるのかな?」
そんな不安を感じる親御さんもいらっしゃると思います。
今回は、実際の撮影事例をもとに、当日の様子や私たちが工夫したことをご紹介します。

着物が苦手な3歳のお子様。まずは準備から
事前に担当スタッフから、着物を嫌がっていたことを聞いていました。
そこで当日に向けて、いくつか準備をすることに。
- お子様が興味を持ちそうなおもちゃ
- 気分転換に見られる動画
- ジュースなどの飲み物
とにかく、興味を持ってもらえそうなものを用意しておきます。
毎回思うのですが、お子様ってスタジオに入った瞬間、何かを察することがあるんですよね。
「ここはいつもと違う場所だぞ」
「何か始まりそうだぞ」
そんな表情を見せることもあります。
だからこそ、いきなり着付けやヘアセットを始めるのではなく、まずは興味を持てるものを用意して、少しでも安心して過ごせる環境をつくります。
おもちゃに動画に飲み物……。
もはや撮影準備というより、お子様向けのフルコースです。
ご来店直後は、やっぱりママから離れられない
そして、いよいよご来店。
予想どおり、ママの抱っこからなかなか降りられず、ご機嫌も少し斜めです。
でも、ここまでは想定の範囲内。
誰も焦りません。
さっそく、準備していたおもちゃなどを出してみます。
すると……。

あれだけママにくっついていたのに、興味を持ったものを見つけた瞬間、抱っこから降りて遊び始めました。
切り替えが早い!
まずは、ママから少し離れて過ごすという第一関門をクリアです。
もちろん、すべてのお子様が同じように切り替えられるわけではありません。すぐに遊び始める子もいれば、ゆっくり時間をかけて慣れていく子もいます。
その子の様子を見ながら進めることが大切です。
次の関門は、ヘアセットと着付け
遊び始めてくれたので、次はヘアセットと着付けです。
とはいえ、最初は機嫌がよくても、時間が経てば飽きてしまうこともあります。
じっとしているのが苦手だったり、慣れない作業に疲れてしまったりするのは、3歳のお子様なら自然なことです。
そこで、ママから教えてもらった「アンパンマン好き」という情報を活用することに。
急きょ、タブレットでアンパンマンの上映会を始めました。
すると、興味を持って見てくれたので、その間にお支度を進めることができました。

驚いたのは、タブレットの操作がとても手慣れていたこと。
画面をスクロールして、スワイプして、再生ボタンを操作して……。
まるで使いこなしているプロのような手さばきでした。
こちらが知らないうちに、いろいろなことを覚えているんですね。
そんな発見もありつつ、無事にヘアセットと着付けが完了しました。
日本髪も口紅も、ばっちり!

お支度が終わると、見違えるような七五三姿に。
日本髪もばっちり決まり、口紅もつけて、すっかりお姉さんらしい雰囲気になりました。
さっきまでママの抱っこから離れられなかったことが、少し懐かしく感じるくらいです。
アンパンマンのおかげもあってか、ご機嫌もよい状態。
ここからは、撮影の時間です。

ただし、ここでも大切なのは、お子様をずっと同じ場所に座らせておくことではありません。
ボール遊びをしたり、かけっこをしたり、遊びを取り入れながら撮影を進めていきます。

お子様の集中力や機嫌には波があります。
だからこそ、そのときの様子に合わせて気分転換をしながら、無理なく撮影できるよう工夫しています。

すべてのお子様に、同じ方法が合うわけではありません
今回の撮影では、事前の情報をもとに準備をして、動画なども活用しながらお支度を進めることができました。

ただ、ここでひとつお伝えしたいことがあります。
今回うまくいった方法が、すべてのお子様に合うとは限りません。
おもちゃに夢中になる子もいれば、動画を見ても気分が変わらない子もいます。
すぐに着物を着られる日もあれば、なかなか気持ちが向かない日もあるでしょう。

当日、必ず大丈夫です! と言い切ることはできません。
それが正直なところです。
でも、だからといって、最初から心配しすぎなくても大丈夫です。
お子様の様子を見ながら、少し遊んでみたり、休憩を挟んだり、興味のあるものを取り入れたり。
私たちも、その子に合った方法を探しながら、スタッフ一同できる限りサポートします。

七五三の撮影が心配な方も、まずはご相談ください
「うちの子、じっとしていられるかな……」
「着物やヘアセットを嫌がったらどうしよう」
「人見知りだけど、ちゃんと撮影できるかな?」
大切なのは、最初から何もかも完璧にできることではありません。
お子様の性格も、その日の気分も、一人ひとり違います。
だからこそ、フォトスタジオトップでは、お子様の様子に合わせて柔軟に対応しながら、七五三の大切な思い出を残せるよう努めています。

着物を着ることも、ヘアセットをすることも、撮影することも、お子様にとっては初めての経験かもしれません。
当日どんな様子になるかは、実際に始まってみないと分からない部分もあります。
それでも、ご家族と一緒に、その子なりのペースで進めていけたらと思っています。


